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「ムーン・リバー」オードリー・ヘプバーン Moon River

「ティファニーで朝食を」(1961年)の中で、窓辺に寄りかかり
ヘプバーンがギターを爪弾きながら歌う「ムーン・リバー」、
素朴でつつましい歌い方がいいですね。
ミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」では殆ど吹き替え
でしたが、これは貴重な彼女の生の歌声です。

作曲者のヘンリー・マンシーニは「世の中に星の数ほどムーン・
リバーはあるけれど、ヘプバーンのが、文句なく究極の
ヴァージョンだね」と語っています。
マンシーニはアカデミー歌曲賞を受賞しています。


Moon riverは大文字なので固有名詞なのですが、舞台である
ニューヨークの川幅が狭いハドソン川とイースト川ではなく、
作詞家ジョニー・マーサーが故郷の「バック・リバー」を
イメージして揺れる水面に月光が映りこんだ様子を書いた
そうです。
そのジョニー・マーサーもヘプバーンの歌が一番と言って
います。


「ティファニーで朝食を」はトルーマン・カポーティの
「Breakfast at Tiffany's」を映画化したものですが、彼は
マリリン・モンロー(!)をイメージしていたそうです。


オードリー・ヘプバーン(本名は、オードリー・キャスリーン・
ヴァン・へームストラ・ヘプバーン・ラストン Audrey
Kathleen Van Heemstra Hepburn-Ruston 1929年5月4日 -
1993年1月20日)は、アイルランド系イギリス人の父と
オランダ人の母のもとに、ベルギーの首都ブリュッセルで
生まれました。(国籍はイギリス)

10歳のときにはオランダへ移住。第二次世界大戦中は
反ナチスのレジスタンスに従事していました。
アンネ・フランクと同い年で、戦後、オードリーはアンネの
事を知りひどく心を痛めたといいます。

ヨーロッパを中心とする各国で生活した経験を持つため、
英語、フランス語、オランダ語、スペイン語、イタリア語に
堪能でした。

三井住友銀行のCMでは日本語を話してますね(!?)

ハリウッドデビュー以前のヨーロッパにおける活動では、
イギリスを中心に、映画、舞台等の脇役や端役をこなして
いましたが、リヴィエラ(フランス)で女流作家のコレットに
見出され、彼女のブロードウェイ上演舞台作品である『ジジ』
の主役に大抜擢されます。

前後して、「ローマの休日」のアン王女役のオーディションに
合格し、パラマウント映画と契約。
「ローマの休日」のアン王女役、「麗しのサブリナ」の
サブリナ役等で一躍有名になります。


1989年の『オールウェイズ』を最後に映画界を引退し、晩年は
ユニセフ親善大使に就任し、インドやソマリア等世界各地で
貧しい人のための活動も行ないました。


では、"Moon River" Audrey Hepburn の歌声でどうぞ ♪