むかしラジオで聞いていた「寺尾聡の白い日記」
という番組のテーマ曲に使われた、この
「エリザベス1世と2世」は、バロック調の
イントロが印象的で、シングル盤を買って
しまったぐらい、お気に入りでした。
オランダ人のFrederik, Baron van Pallandt と
デンマーク人のNina van Pallandtの夫婦デュオです。
二人は幼馴染で小さい頃から歌っていましたが、
フレデリックの父親がオランダ大使でデンマーク
駐在から移動すると、離れ離れになってしまいました。
しかし1957年に戻ってきて再び一緒に歌うことを誓います。
初めは友人のパーティーなどで歌っていましたが、
やがてチャリティショウに招かれ、プロとして7月に
コペンハーゲンのナイトクラブ「Mon Coeur」にて
デビューします。
ほどなくしてヨーロッパ中に人気を得た二人は、
1960年9月に結婚します。
1961年にはイギリスのテレビに「Nina and Frederik
at Home」という番組を持つまでになります。
最初のシングルヒットは1959年の「Jamaica Farewell /
Come back Liza」というハリー・ベラフォンテで
有名なカリプソ・ソングでした。
最初のアルバム「Nina and Frederik」は1960年の
UKアルバム・チャートで9位を記録します。
1963年にはロイヤル・フェスティバル・ホールで
コンサートを開くまでになりますが、その後
人目を避けるように引退してしまい、二人は
1976年には離婚してしまいます。
フレデリックは1994年5月15日にフィリピンで
銃で撃たれて亡くなっています。
では、ニーナとフレデリックで
「エリザベス1世と2世」