バルバラ(Barbara, 本名Monique Andrée Serf)は
1930年6月9日、ユダヤ人とロシア人を両親に
パリで生まれました。
戦争中はナチスドイツのユダヤ人狩りを逃れて、
転々と引越しを繰り返す少女時代を過ごしました。
いつも黒い衣装に身を包みピアノに向かって歌う
姿は、代表曲「L'Aigle noir (黒いワシ)」
そのもののようでもあります。
コンサートはPRを一切しないにもかかわらず、
発売直後にチケットが完売するという「神話」が
生まれたほど、圧倒的な支持を集めていました。
1997年11月25日にパリ西部のヌイイ・シュル・セーヌで
亡くなりました。
翌年、1998年10月に自伝 “ Il était un piano noir...
mémoires interrompus” (「それは黒いピアノだった
…未完の記録」)が遺作として刊行されました.....
そこに記されていた「父親との関係」の衝撃の事実!
しかし彼女はその傷を抱えながら、最後には父を
許し、美しい歌に昇華させます。
「ナントに雨が降る Nantes」は、家族を捨てホームレスと
なっていた父親を1959年に看取りに行った実体験から
生まれた曲(1963年)です。
では、「ナントに雨が降る」。
バルバラが歌っている動画もあるのですが、
こちらの動画は歌詞の内容をよく表していると思います。
1964年、ドイツのゲッティンゲンの大学の劇場に
招かれた時に、暖かい歓迎に感動して滞在を
1週間延ばし、劇場の庭で書いたその歌を
最後の晩に発表したというエピソードがあります。
子ども時代の辛い思い出を乗り越え、フランスと
ドイツの間の和解と反戦の意味を込めて、パリと
ゲッティンゲンを対比させる歌詞になっています。
「(パリと)ゲッティンゲン」
Göttingen
最後に、「神話」を証明するライブ映像です。
珍しく黒一色ではない衣装で歌います、「見て!」
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