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「いつも心に太陽を」ルル TO SIR, WITH LOVE

この曲は同名の映画「TO SIR, WITH LOVE 」(1967年アメリカ・
イギリス合作)で、映画初出演のルルが歌い、大ヒットしました。


黒人俳優のシドニー・ポワチエ主演の心温まる映画です。

シドニー扮するロンドン下町に赴任した教師サッカレーが受け
持ったのは、最上級生ですっかりやる気なしの荒れきった
クラスでした。

生徒達を子供として扱うのをやめて、一人の大人として品性ある
立ち居振る舞いをできるように導いていくストーリーです。
(イギリス版の金八先生?)

生徒たちに世界の様々な文化や歴史を見せるためサッカレーは、
博物館への課外授業を催します。

生徒達は初めて見る様々な歴史的遺物に驚きを隠しません。
その見学シーンにかぶさるのがルルが歌う「いつも心に太陽を」
です。
先生に対する感謝の気持ちをあらわす歌詞です。


博物館のシーンは静止画像を使用していて、思い出の
アルバムを開いているような気分になります。

やがて生徒たちは自分たちを縛る世間体や偏見の壁を自ら
乗り越えていきます。



この映画は、ギアナ国連大使E・R・ブレイスウエイトの
自伝小説が原典となっています。



ルル(Marie McDonald McLaughlin Lawrie)は1948年11月3日
グラスゴーのレノックスタウンに生まれました。

14歳でThe Gleneaglesというグループに入り、クラブで歌うように
なります。
Marion Massey(後にマネージャー)に認められて、名前をLuluに、
グループ名もThe Luvversに変えて最初のシングル「Shout」を
1964年に発表します。 (イギリスのシングル・チャート7位)

やがてイギリスでもっとも有名な歌手となったルルは、
ヨーロッパ中をコンサート・ツアーでまわりました。

そして初めての映画出演、それがこの「いつも心に太陽を」でした。

映画の中で流れた「いつも心に太陽を」(TO SIR, WITH LOVE)は、
1967年Billboard誌では、10月21日に週間ランキング第1位を獲得。
1967年Billboard誌年間ランキングでも第1位となります。

そして世界中で400万枚を売り上げた大ヒット曲となりました。


1969年にビージーズのモーリス・ギブと結婚しますが、4年後に
離婚しています。

1976年にヘアー・ドレッサーのJohn Friedaと再婚しています。

ルルは日本では有名ではありませんが、欧米では約40年間!に
わたりコンサート、TV,ラジオで活躍し、多くのヒット曲を
はなっている大歌手です。


2000年にはO.B.E(大英帝国勲章)を授かり、ウェストミンスター
大学からは音楽博士号を授与されています。

2004年にも「Back On Track」をリリースしています。



では映画「いつも心に太陽を」のなかの歌が流れるシーンを
お楽しみください。
ブロンドでショート・カットの少し年上(?)かな、という女性が
ルルです。




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いつも心に太陽を
Excerpt: イギリス版・学園ドラマです。ひょんなことから中学校の教師になった黒人・元通信技師が、問題児たちを「おとな」に成長させるために、一風変わった授業をするというものですね。展開が単純すぎる気がしますが、普通..
Weblog: 映鍵(ei_ken)
Tracked: 2010-01-27 03:01